自費診療

自費診療 基本診察料

自費診療は院長が担当いたします。院長の診療枠につきましては担当医表をご参照下さい。必ず事前予約をお願いします。

初診 2000円
再診(1ヶ月以内) 1000円
再診(1ヶ月以上) 1500円

AGA・ED治療

※必ず事前のご予約をお願いします。

堺市の大西内科クリニックでは、これまで基本的には保険診療のみを行なってまいりましたが、院長が2023年末にAGAで悩んでいる友人から相談を受けたことから、2024年よりAGAに対する自費診療を開始致します。

AGA:男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)治療

「Androgenetic Alopecia」の略称であり、男性特有のホルモンや遺伝に伴う脱毛症のことを指します。男性ホルモンの一種である「テストステロン」が体内の還元酵素「5αリダクターゼ(5α還元酵素)Ⅰ型およびⅡ型」によって「DHT(ジヒドロテストステロン)」へと変化し、男性ホルモン受容体の「アンドロゲンレセプター」と結合することで、前頭部や頭頂部の髪の毛に対しては毛母細胞の分裂を抑制し、ヘアサイクルにおける成長期を短縮させてしまいます。ヘアサイクルの成長期が短縮され十分に育っていない細くて柔らかい毛が増えることで薄毛が進行します。

AGA:男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)治療1

遺伝的な要因として「アンドロゲンレセプター」の感受性が強い遺伝を受け継ぐ可能性も考えられています。また睡眠や運動不足、不摂生な食事など悪い生活習慣や、肥満、日頃のストレスが環境要因として関わるとも言われています。
10代や20代から薄毛の症状が現れる方もおり、一度発症すると進行し続けてしまいます。生涯で繰り返されるヘアサイクルには限りがあるため、早期の治療介入が望ましいとされています。

AGA:男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)治療3
AGA:男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)治療2

AGAの治療法

当院では内服によりAGAの進行を抑制し現状を維持するための治療を行います。そのため薄毛が進行する前の早期治療開始をお勧めします。男性ホルモンを抑える薬ですので、副作用として勃起機能障害(ED)、射精障害、肝機能障害などが存在することは十分にご理解下さい。肝機能障害が起きないかどうかは定期的に採血で検査を行います(こちらも自費診療です)。副作用が起きないことを確認もしないインターネットのクリニックはお勧めしません。

日本非承認薬(ミノキシジル)の内服治療はお勧めしません!

インターネットでの診療が盛んとなってきており、日本で承認されていないミノキシジルを用いた安価な治療を行っているクリニックも多数見られます。ミノキシジルは発毛を促すとされていますが、元々は高血圧の治療に用いられていたとても古い薬であり、心臓への負担や浮腫・頭痛、動悸や息切れなど多くの副作用を有するため、日本国内では承認されていない薬剤です。自費診療ですので、自己責任でどの薬剤を選ぶかも自由ではありますが、当院では決してお勧めしません。重大な副作用が生じた場合でも医薬品副作用被害救済制度が適応されません。

大西内科クリニックでは国内承認薬のデュタステリド0.5mg ZAのみ処方します。

上記のミノキシジルと共に安価なインターネットのクリニックで処方されているのがフィナステリドです。フィナステリドは5αリダクターゼ(5α還元酵素)のⅡ型のみをブロックしますが、当院で処方を行うデュタステリドはⅠ型とⅡ型の双方をブロックするため、フィナステリドよりも有効性に優れ、その効果は1.6倍とする報告もあります※。また安全性・副作用は同等と報告されています。また前立腺肥大症に対する治療薬であるデュタステリド0.5mgAVもAGAに対する承認薬ではありませんので、医薬品副作用被害救済制度が適応されないためご注意下さい。

文献1
文献1

※文献:The efficacy and safety of dutasteride compared with finasteride in treating men with androgenetic alopecia: a systematic review and meta-analysis

Zhongbao Zhou, et.al
Clin Interv Aging. 2019; 14: 399–406.

AGA治療に対する費用

処方薬によって価格は大きく異なります。1ヶ月あたりの薬剤料金として、後発品のデュタステリドであれば5000円〜です。昨今、薬剤の納入価に変動が激しいため、詳しくは診察時にご相談下さい。

ED治療

EDとは

こちらも男性特有の症状であり勃起障害のことです。AGA治療の副作用として勃起障害が存在します。AGA治療とED治療の薬剤の双方は併用しても問題ないとされていますので、AGA治療と同時にED治療を行うことも可能です。ED治療薬には重篤な副作用は非常に稀であり、用法・用量を守っていれば、安全性が高いとされています。

ED治療

EDと高血圧症

様々な要因がありますが、高血圧によるEDや薬剤性、心因性などが存在します。高血圧によるEDは、非常に細い陰茎動脈が動脈硬化の影響を受けて細くなり血流が悪くなることによって起こります。動脈硬化の初期から現れる症状の1つであり、脳心血管疾患のイベント発症の前兆とも言えます。
これまでEDの症状が無かった方でも高血圧の治療として降圧薬を内服することによって陰茎動脈への血流がさらに低下して薬剤性のEDが生じることがあります。カルシウム拮抗薬・利尿薬・ベータ遮断薬などはEDを惹起する可能性があります。アルファ遮断薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬は、EDに影響しないかEDを改善するとの報告があります。
ED症状のある壮年期の男性は高血圧を合併している可能性も高いですので、共に治療を行うことをお勧めします。脳心血管系に障害が及んでいないかもチェックが必要です。放置すれば脳梗塞や心筋梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症などを発症する可能性もあります。

治療法

バイアグラ(シルデナフィル)・レビトラ(バルデナフィル)・シアリス(タダラフィル)などの治療薬が存在します。当院では最も作用時間が長く副作用も少ないとされるシアリスのジェネリック薬品であるタダラフィルを推奨していますが、個人の症状によってご相談に応じ、治療を行います。
インターネットの個人輸入サイトで販売されているED治療薬には、偽物が販売されている可能性があるのでご注意下さい。偽物の薬剤を内服した場合には十分な効果は得られず、重篤な健康被害が出る可能性も考えられます。

副作用

鼻づまり・顔のほてり・消化不良・目の充血・頭痛などがよく見られる副作用とされます。

治療が禁忌の方

ED治療薬はもともとは狭心症治療薬として研究・開発されていた医薬品であるため、それらの薬剤を常用されている心臓病(狭心症・不整脈)を有する方は、最悪の場合、生命に関わる恐れがあるため内服は禁忌です。低血圧や高血圧症できちんと治療がなされず血圧がコントロールできていない方にも処方はできません。

費用

処方薬や個数により費用は異なります。1錠あたり1500円〜となります。個人の症状によってご相談に応じ、治療を行いますので、受診時にご相談下さい。

肥満外来

肥満症の治療には食事運動療法が必要なことは言うまでもありませんが、高度の肥満状態に至ってしまった方では、正直なところなかなか運動自体が難しかったり、またそれだけでは劇的な改善が期待できない方も多くいらっしゃいます。保険診療でも肥満症に対する治療が認められていますが、大学病院や基幹病院などの専門施設に栄養指導なども含めて半年間通院することが義務付けられており、その後に薬剤による治療が選択肢となります。このハードルはかなり高く、そのような通院ができないが故に、そのまま肥満症を放置されてしまう方も多いのが現状です。
そこで当院では、保険診療における薬剤治療の適応となる方へ自己注射製剤による治療をご提供します。ただし、当院では精神疾患を有する方への対応は困難ですのでご了承下さい。

対象患者さん※当院では、ダイエットや美容目的のみの方への診療は行いません。

高血圧、脂質異常症又は2型糖尿病のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合。

  • BMIが27kg/m²以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する
  • BMIが35kg/m²以上
文献
文献

治療薬:当院ではウゴービ(セマグルチド)しか処方しません。

インターネットやSNSなどで、糖尿病治療薬であるマンジャロやリベルサスといった薬剤を、不正に自費診療のダイエット薬として販売しているオンライン診療をよく見かけますが、これらの薬はあくまでも糖尿病薬であり肥満症に対する治療薬としては認可されていません。これらの薬には稀ではありますが急性膵炎など命に関わる副作用が出現することもあります。このような薬剤を不適正に使用していた際は、重大な副作用が生じた場合でも医薬品副作用被害救済制度が適応され無いため、当院では決してお勧めしません。

文献

Baggio LL, Drucker DJ.: Gastroenterology 132(6): 2131-2157, 2007

GLP1受容体作動薬は糖尿病薬として血糖値を下げるばかりではなく、抗炎症作用による動脈硬化の抑制やLDLコレステロール値の低下にも寄与するなどの効果があることが分かって来ています。それにより腎疾患関連や心血管イベントなどの減少に寄与することも示されました。肥満症においてはプラセボ群に対して有意に体重減少効果を有することが治験で確認されています。

文献

投与量

まずは0.25mgから開始し、1ヶ月間継続して投与することができれば、体重減少量や副作用などについてお伺いしながら、投与量の増量について検討致します。
増量は1ヶ月ずつ行う必要があり、最低用量の0.25mgで十分な減量が得られる方もいらっしゃるので、その場合はそれ以上に増量する必要はありません。

副作用

GLP1受容体作動薬は単独では低血糖を来しにくい薬剤ですが、他の薬剤との飲み合わせでは低血糖をきたす可能性もあるため、注意が必要です。
また胃腸障害などの副作用もありますので、慎重に治療を進める必要があります。

文献

また、GLP1受容体作動薬の副作用のうち、稀ではありますが、急性膵炎(0.1%)や胆石症、胆嚢炎、胆管炎又は胆汁うっ滞性黄疸なども存在します。重篤となれば致死的となることもありますので、腹痛などの症状が生じた場合には速やかに受診して下さい。当院ではこれらの副作用が起きていないか、定期的な血液検査を推奨します。

費用

初回お試し 0.25mg SDペン1本 4,500円
価格(1か月分) SDペン MDペン
ウゴービ皮下注 0.25mg 16,500円 13,500円
ウゴービ皮下注 0.5mg 24,000円 21,000円
ウゴービ皮下注 1.0mg 36,000円 33,000円
ウゴービ皮下注 1.7mg 44,000円 -
ウゴービ皮下注 2.4mg 60,000円 -

【SD(Single dose)ペン】
1本使い捨て(4本処⽅) です。針の取り付けなどの操作は不要です。
【MD(Multi dose)ペン】
1本のペンで4回分(1本処⽅)使⽤して頂きます。ご⾃⾝で針の取り付けが必要です。
保管や取扱時の清潔操作にご注意下さい。価格には別添の針代も含みます。
※SD・MDともに、消毒に必要なアルコール綿もお渡しします。価格にはアルコール綿代も含みます。

初回自己注射指導

自己注射は怖い、上手く打てるかどうか不安、という方が殆どだと思います。そのため、初回導入時には自己注射製剤の打ち方などを看護師よりしっかりと指導させて頂きますのでご安心下さい。またできれば初回投与は、急激な副反応(インフュージヨンリアクションやアレルギー症状)が起きないかの観察も含め、練習を行なったのちに院内で実際にご自分で行って頂きます。指導料として5,000円を申し受けます。

  1. 072-250-7255
  2. インターネット予約
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